よく周りからそんなことを聞かれます。

大学2年まで全く海外に行ったことはありませんでしたし、長期の海外経験も24歳までありませんでしたが、ちょこちょこ英語の勉強をしていて、TOEICでもそれなりのスコアを取得していました。

語学学校やフィリピン英会話、ヒアリングマラソンなど、色々な方法で勉強したので勉強法をアドバイスするのは(ちょっと)自信あるのですが、アドバイスした方の英語力をなかなか上げられていません。そこで今回は具体的な勉強法からは離れて、私が英語を勉強する上で大切にしている3つのことをご紹介したいと思います。

1. ゴールを明確にする

ただ漠然と英語をしゃべれるようになりたい!!と言う方がいらっしゃるのですが、多くはアドバイスした本を買って1週間程度で辞めてしまいます。本や勉強法が合わなかったということもあるでしょうが、私はいつまでに何をやるか、つまりゴールを明確化していなかったためではないかと考えています。

私自身も新しい英語の勉強法を取り入れては、長くても数週間でだんだんやらなくなってしまうという経験をしました。そんな中、就職活動の際に試した英語の勉強法はうまくいったのでご紹介します。就職するにあたってグローバルな仕事を就きたいと思い、就活が始まる少し前にTOEICの勉強をはじめました。その際は、できればライバルに差をつけたいので、 就活開始の12/1までに、950点以上のスコアを獲得する という期限とスコアが明確な目標をたてました。

9月より勉強を開始して、単調なTOEICの勉強は好きではなかったですが11月末まで…と決めたことで続けることができました。また、期限の1ヶ月前のスコアが910点だった知ったときは焦って1日の3, 4時間勉強して、なんとか目標を達成することができました。

日付 スコア
2010/11/28(勉強開始前) 890
2011/10/30 910
2011/11/27 970

2. 定期的に効果測定をする

ゴール設定した後は、ゴールに近づいたか、変わっていないか定期的に効果を測定したほうがよいです。これには大きく2つの理由があります。

  1. 効果の出ない勉強法を変えるため
  2. モチベーションをあげるため

勉強法の効果を見て、効果がでなければ変えればいいです。もし効果が出ない原因までわかれば、さらによい方法が見つかると思います。例えばテストに出る90%以上の単語がわかるのに単語の勉強を続けてもしかないですよね。また、単調な英語の勉強も効果がわかれば、頑張って続けるモチベーションになります。

上記の就活時の例では、週一回必ず公式問題集の問題を解いてTOEICの換算スコアを出し、自分の点数が上がったか下がったか把握するようにしていました。これにより、リスニングはミスが少ないのであまり勉強しても点数があがらないとわかり、リーディングの方を重点的に勉強し、スコアを上げることができました。

3. 楽しみながら学ぶ

教科書や問題集だけの勉強はストレスが溜まるし、誰だって楽しいものではないと思います。先の例では3ヶ月という短いスパンだから耐えられましたが、より長いものになれば続けられなかったと思います。

留学の準備で1年以上英語の勉強をしていたときは、Huluでよく海外ドラマを見ていました。日本語字幕をつけていましたが、それでも俳優が言ったセリフを丸々聞き取れたときには、成長を感じられましたし、最近覚えた単語が出てくるとうれしくなり、勉強の励みになりました。ポケモンGoを英語でやっていたときは、TOEFLで覚えた単語farfetched(こじつける)がそのままカモネギの名前に使われていることを発見したり、コダックの英名PsyduckがPsy(心理的な)+duck(アヒル)に分解できたときとかはよく考えられてるなぁ笑と感心しました。

教科書や参考書から離れてドラマやゲームなどの娯楽で実際に使ってみると気分転換にもなるだけでなく、自分の成長を実感できますし、まだまだ知らないことがいっぱいあるなぁと思えばさらに勉強する励みにもなります。

以上です。今回は英語を勉強する上で私が大切にしている3つのことを書きましたが、これらは他のスキルを習得する際も同じではないでしょうか。次回は、より実践的な英語の学習方法について書ければと思います。