2017年8月より留学で長期間海外に滞在するので、その際に行った手続きについてまとめました。

免許証の更新

海外渡航を証明する書類(パスポート)を提示することにより、 更新期間前更新 ができます。更新日から誕生日までを1年と計算するので、通常の更新に比べて有効期限が短くなりますが、更新時期に帰国できるかわからないので更新しておきました。

国外転出届の提出

住民票を抜く(国外転出届を出す)かどうか、意見がわかれるところです。国外転出を抜くと支出は減りますが、国民健康保険は加入できなくなります。私は下記の理由から2017年7月をもって国外転出することにしました。

1. 2018年6月より住民税の負担がなくなる

2017年1月1日に日本に居住し、2016年の所得もあったため、会社を辞職した後も納税の義務があります。(2017年6月〜2018年5月分)こちらは退職時に一括で支払いました。それ以降(2018年6月以降)については、2018年1月1日に日本に居住していないため、負担しなくてよくなります。

2. 2017年8月より国民健康保険料の負担がなくなる

健康保険に関しては、国外転出を行うと加入できなくなります。支出は減りますが、一時帰国時に病院に行った場合は 自己負担100% になります。私の場合、所属する大学が提供する健康保険に加入するので、医療は米国で受けることにしました。

3. 2017年8月以降も年金は継続できる(任意加入)

年金に関しては、国外転出を行うと加入の義務はありませんが、 任意加入 で継続することができます。仮に脱退しても、老齢基礎年金の受給資格期間に加算される カラ期間 になるそうです。2017年7月現在、受給資格期間は10年となっています。ただ、障害基礎年金については、初めて診療を受けた 初診日 に年金に加入していない場合は受給できないそうなので、私は、任意加入で継続して加入することにしました。

※マイナンバーについて

国外転出をすると、マイナンバーカードの返納手続きが必要です。通知カード/マイナンバーカードは失効しますが、帰国後再利用されるので保管しておく必要があるそうです。

Union Bankの口座開設

留学時に、授業料引き落とし口座として米国の銀行口座が必要でした。通常、米国の銀行口座を開設するには渡米し、米国の住所で手続きが必要となりますが、三菱東京UFJ銀行が提供するカリフォルニアアカウント・プログラムを利用することで、日本から米国の銀行口座を開設できました。

プログラム申込み時にChecking Accountを選択するとCheckが使えますし、またデビットカードの発行依頼も行うことができ、かなり便利です。ただし、条件を満たさない場合、口座位置手数料がかかるので注意が必要です。もし、三菱東京UFJ銀行の銀行口座を持っていない場合は、先に三菱東京UFJ銀行の口座開設が必要になります。